何もしない贅沢!!ラグジュアリーグランピングのススメ

都心から車で約2時間。ラグジュアリーなグランピング施設の極上ステイを体験!!

目次

キャンプ初心者は先ずはグランピングを体験すべし!

夏、自然、山と言えばキャンプ。
キャンプと言えば「アウトドア愛好家などの専門の知識と経験を持つ人にしか出来ない嗜み」というイメージを持っているのはきっと私だけでは無いだろう。

その点では専門の知識はもちろん、面倒な準備が不要で、手ぶらのホテル感覚で誰でも自然を楽しめるグランピングがニーズを上手くキャッチしており昨今のブームになっているのも納得である。

アウトドア愛好家と呼べるほどでは無い人にとっては、もはやキャンプ=グランピングと言う認識に変わっているのではないだろうか。

また、密を避けられるプライベート空間でありながら、自然を楽しめるということでこのコロナ渦でも全国各地に次々と新しい施設がオープンしているのは驚きだ。

ラグジュアリーをテーマにしたKEIKOKU GLAMPING TENT

全国のグランピング施設の中でもいち早くラグジュアリーに特化したグランピング施設を運営しているのが、ここ檜原村にあるKEIKOKU GRAMPING TENTだ。

今日ご紹介するテーマ「何もしない贅沢」を叶えてくれる場所だ。
日々、仕事に奮闘するビジネスパーソンにとって癒しの場所はわざわざ時間を作ってでも求めに行くものである。

今回はその贅沢な滞在の記録を皆様へお届けする。

東京といえど広い。今回の目的地である檜原村は東京都西多摩郡という場所にある。
都内から車で約2時間。おとなり山梨との県境。八王子よりも東京サマーランドよりも奥だ。

山道を進むと一見何もないこの場所がKEIKOKU GLAMPING TENTの入り口であり駐車場だ。

施設は渓谷になっているので道路から階段で降りる形になる。

車を降りると聞こえて来るのは川のせせらぎ、虫の声、自然の音が出迎えてくれる。

都会での生活ではなかなか聞くことが出来ないこの音にまず癒しを感じる。
さらに檜原村と言うだけあり、あたりはヒノキの香りもする。
グランピング施設の至る所にヒノキが使われているのだろう。

スイートルームのあるグランピング場

KEIKOKU GLAMPING TENTの施設はラグジュアリーとスイートの2つ。
今回、我々が滞在するのはスイート。
外からは見えないように囲いがありプライバシーが守られている設計になっている。

扉を開けて驚いた。これはテントの概念を逸脱している。良い意味で期待を裏切られた。
白と茶色をベースにしたアジアンテイストの温かみがある空間はテントだけでも約50平米ととても広々しており、調度品など細部にまで拘りを感じる。

加えてテント脇には4人は入れるであろう大きなジャグジー、調理場にはダニングテーブルとガスグリル、約100平米の広い庭には焚き火を囲む大きなソファ。

すぐ隣には檜原村の清らかな川が流れている。プライベートビーチならぬプライベート渓谷付き。

時折カッコウの鳴き声がこだまするなんとも言えない癒しの空間だ。

テント内部で目に留まるのは天蓋付きのキングベッド。
驚いたのはエアコンやシャワー、トイレ、冷蔵庫、電源はもちろんWIFIやタオル、アメニティまで完備されている。

設備で言えばホテルと全く同じである。なんの不便も無い。

15:00 チェックイン

今回の目的は何もしない贅沢を楽しむというもの。
チェックイン後はひとまず何もせずゆっくりしよう。

私の2021年ベストバイに早くもノミネートされたコールマンのインフィニティチェアが予想通り大活躍。
普段は自宅ベランダで窮屈に置かれているこのリクライニングチェアも自然の中では本領発揮だ。

わざわざ持ってくると決めていたアイテムは他にもあるので後ほど紹介する。

ひと休みしたら私の旅の必需品であるブルートゥーススピーカーでお気に入りの音楽を流しながら男は仕事に取り掛かる。

今日はゲストの特別な日。何もしないが何もしない訳にはいかない。
なんとも矛盾している言葉だが、大事な男の仕事がある。

ジャグジーにお湯を貯め、夕食の準備に取り掛かる。
今回はバーベキューセットを注文。食材と調味料は冷蔵庫に予め用意されているので調理するだけだ。

17:00 自然の中でBBQディナー

持ち込みはもちろん自由なので、来る途中で食べたい食材やお酒なども調達。
男の料理に酒とツマミは料理が捗るアイテムとして欠かせない。シャンパンを飲みながら作る料理は最高な気分だ。料理が美味しく仕上がる以前に最高な気分で料理をするというのが大事だ。

ガスグリルで肉を豪快に焼く、ジューと言う音がたまらなく食欲を刺激する。
私のBBQの定番はラムチョップ。ラムチョップが無いと BBQは寂しいものになる。

ラムチョップは塩胡椒のみのシンプルな味付けが合う上に骨つきのワイルドさも味わえる。
コストパフォーマンスも良く子供から大人まで喜ばれる食材だ。

因みに、ラムはとてもヘルシーだ。
ラムには栄養価の高い良質のたんぱく質が多く含まれており、意外と知られていないが、コレステロールは魚肉並みに低い。さらにコレステロールを減らす不飽和脂肪酸やビタミンB郡、鉄分、亜鉛が豊富でなんと言ってもLカルニチンが含まれている為、脂肪燃焼効果もあるのだ。

絶品のラムチョップと言えば様々なフレーバーが味わえる麻布十番のWAKANUIだが、自然の中で自分で調理するシンプルなラムチョップも悪くはない。

KEIKOKU GLAMPING TENTさんの遊び心なのか、スキレットではなんとピザが作れるセットが用意されていた。
解説書も付いてるので簡単に出来て美味しく楽しめる。
ほどなくして料理は完成。大自然が織りなすマジックアワーの中、プライベート空間で食べるBBQは他では体験出来ない。

季節は7月下旬。夏ど真ん中ではあるが、深い山の中なので気温はとても涼しい。加えて夕暮れ時の虫の声が涼しさをよりムーディに演出する。

もう一度言うが隣には小川が流れている。川のせせらぎがデフォルトで聞こえる素晴らしい環境だ。
これを最高と思えないのであれば申し訳ないが手の施しようが無い。

食事が終わればジャグジーでリラックスタイム。
誰にも何にも干渉されない時間と空間。日頃の疲れが一気に吹き飛ぶ。

19:00 至福のマッサージタイム

ゲストにはサプライズでマッサージのプレゼント。時間になったらセラピストさんが部屋に訪問して施術してくれるのだ。
80分の深層リンパドレナージュのスペシャルコースで至福タイムのオンパレードをお見舞いだ。

何もしないとは思いながら何かしたくてうずうずしているのはここだけの秘密にして欲しい。
男は常に忙しい生き物。

さて、シガータイムの時間だ。

ゲストがマッサージを受けている間、ひとりジャグジーに入りながらシガーを嗜む。うん。想定内。
間違いなくこういう場所でしか体験出来ない贅沢である。


シガーを吸う際に一番重要なのはどこで吸うかだ。
ホテルのシガーバーのオーセンティックな空間でジャケパンスタイルでブランデーやウィスキーと合わせるのも良いが、
大自然の中でコリーヌ・ベイリー・レイの曲とカジュアルに楽しむシガーもこれまた良い。

今回のシガーはフィリピンメイドのタバカレラ・コロナ・スマトラ。
時の偉人たちも愛したカジュアルに吸えるプレミアムシガーで私もお気に入りの一本だ。

海辺にいると夕暮れが早く感じるが、大自然の中での時間は今が何時なのかわからなくなるほどに不思議とゆっくりしている。

20:00 スウェーデントーチで焚き火

辺りもすっかり暗くなり、スウェーデントーチに火を付ける。
スウェーデントーチとは丸太に切り込みを入れたもので、切り込みから空気の循環が生まれることで、焚き火のように数時間燃え続けるいわゆるオシャレ焚き火だ。

パチパチと丸太が燃える音も格別。スウェーデントーチだがヒノキの丸太なので燃える香りも心地よい。
火を眺めているだけで癒される。会話はいらない。

22:00 深夜のチルタイム

夜も深くなってきたらクーラーでキンキンに冷えた部屋に戻りワインとチーズで乾杯。
深夜のチルタイムの始まりだ。

なんとこのテントにはスクリーンとプロジェクターが完備されている。チェキも置いてあり遊び心満載だ。
リモコンでスクリーンを出しYoutubeで音楽PVを流す。

この日はゲストの誕生日。サプライズケーキのプレゼント。
誕生日を素敵なレストランでお祝いするのも良いが、特別な日を大自然の中でチルしながらをお祝いするのも嬉しいサプライズだ。マンネリ化したバースデープランを打破してくれる。

因みにチェックイン時には粋な図らいをしてくれていた。
こういったサプライズは仕掛ける側の想定外なので一本取られた感が素直に嬉しい。

さて、チルといえば私の個人的な楽しみで持参したもう一つのアイテムがある。
そう、シーシャ(水タバコ)だ。シーシャと言えば専門店で嗜むのが普通だが、コロナのこともあり狭い共有空間でシーシャを吸う事に嫌悪感があり自宅シーシャを好んでいたのだが、ついに旅先にまで持ち運ぶようになった。

シーシャの話をすると長くなるので別の回に話すが、旅先で吸うシーシャが格別なのはみなさんも容易に想像できるだろう。
チルタイムを終えてからはあとは眠るだけ。虫の声に癒され気づけば朝。
自然の中での睡眠は不思議と熟睡できる。

翌朝8:00 石臼で挽くモーニングコーヒー

極上な朝はコーヒーから始まる。到着してからずっと気になっていた石臼。

これで豆を挽いてコーヒーを淹れる。なんとも贅沢な体験だ。わざわざやることに価値があるのだろう。
慣れない作業に戸惑いながら極荒挽きの豆が完成。

美味しさはお店や自宅のマシンには劣るが体験する美味しさはこちらに軍配が上がる。
朝食プランで用意されていたのは地元檜原村で焼き上げた添加物防腐剤不使用の食パン。

グリルで焼いてバターで生ハムとコーヒーで大自然モーニングの完成。
朝の新鮮な空気の中で食べる朝食はあのbillsでさえもきっと敵わないだろう。

チェックアウトが惜しいほどに存分に楽しんだ滞在だった。
1泊2日の短い時間ではあるが新鮮な体験のせいか、体感としてはそれ以上の充実感があった。

帰りには近くの九頭龍の滝と九頭龍神社にお参りしてパワーチャージ。

この夏、グランピングの概念が変わるプライベート渓谷の極上ステイで、何もしない贅沢を味わって見てはいかがだろうか。

取材協力

KEIKOKU GLAMPING TENT
TEL : 042-550-0147   (9:00~18:00)
E-MAIL : info@keikokuglampingtent.com
おーまいごっと
BARON編集長
ラグジュアリーをコンセプトに旅の記録やグルメ、モノや人との出会いを記事にしてます。
趣味はひとり旅、映像制作、トライアスロン、料理、ワイン、筋トレ、サウナです。
毎月ワイン会を開催してます。
現在25カ国訪問。私の日常については下記コラムにて書いております。是非覗いてみてください。
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